UbuntuベースのUnifi Controller Dockerイメージ:11notes/docker-unifi徹底解説
Unifi ControllerをDockerで手軽に構築したいですか?この記事では、UbuntuをベースとしたDockerイメージ「11notes/docker-unifi」について、その特徴、使い方、設定方法などを詳しく解説します。
11notes/docker-unifiとは?
11notes/docker-unifiは、Ubuntu上で動作するUnifi ControllerをDockerコンテナとして提供するものです。 MongoDBが内蔵されており、別途データベースを用意する必要はありません。
- Ubuntuベース: 安定性とセキュリティに定評のあるUbuntuを採用。
- MongoDB内蔵: データベースのセットアップが不要。
- シンプル: 簡単にUnifi Controller環境を構築可能。
なぜDockerでUnifi Controllerを使うのか?
Dockerを使うことで、Unifi Controllerの構築と管理が容易になります。
- 環境構築の簡略化: 複雑な設定作業を省略。
- リソースの効率的な利用: 他のアプリケーションとの共有が容易。
- 環境の一貫性: 異なる環境でも同じ動作を保証。
導入方法
- Dockerイメージのプル:
docker pull 11notes/unifi:[tag]
でイメージをダウンロードします。 - コンテナの実行: 以下のコマンドでコンテナを実行します。
docker run --name unifi \
-v .../var:/unifi/var \
-d 11notes/unifi:[tag]
* `-v .../var:/unifi/var` : 設定データとサイトを保存するディレクトリをマウントします。
* `[tag]` : 使用するバージョンを指定します (例: `8.1.127` )。
基本設定
パラメータ | 値 | 説明 |
---|---|---|
user |
docker | dockerユーザー |
uid |
1000 | ユーザーID |
gid |
1000 | グループID |
home |
/unifi | dockerユーザーのホームディレクトリ |
環境変数
パラメータ | 値 | デフォルト |
---|---|---|
TZ |
タイムゾーン | |
DEBUG |
デバッグ情報を表示 |
使用上のヒント
- rootlessコンテナ: セキュリティのために、Podmanなどのrootlessコンテナランタイムの使用を推奨します。
- 非rootポート:
echo "net.ipv4.ip_unprivileged_port_start=53" > /etc/sysctl.d/ports.conf
で非rootユーザーがポート1024未満のポートを使用できるようにします。 - リバースプロキシ: TraefikやNginxなどのリバースプロキシを使用してTLSを終端し、有効な証明書を使用します。
- Let's Encrypt: SSLエンドポイントを保護するためにLet's Encrypt証明書を使用します。
注意点
- プライバシー: このイメージは自動的にUbiquitiによる匿名テレメトリを無効にします。(
config.system_cfg.1=system.analytics.anonymous=disabled
) - バックアップ: 新しいバージョンにアップデートする前に、必ずバックアップを作成してください。
まとめ
11notes/docker-unifiを使うことで、Ubuntuベースの安定したUnifi Controller環境を簡単に構築できます。 Dockerの利点を活かし、効率的なネットワーク管理を実現しましょう。
- Githubリポジトリ: https://github.com/11notes/docker-unifiで詳細を確認!
- Unifi公式: ui.comでUnifi製品について詳しく知る!