Pythonで文字列が数字かどうかを確認する方法：isdigit()メソッド徹底解説

Pythonで文字列が数字のみで構成されているかを確認したいですか？ isdigit()メソッドを使えば、簡単に判別できます。この記事では、isdigit()メソッドの使い方から、Unicode文字の扱い、関連メソッドとの違いまで、詳しく解説します。

isdigit()メソッドとは？

isdigit()はPythonの文字列メソッドの一つです。文字列内のすべての文字が数字（0〜9）であるかどうかを判定します。 数字のみであれば True、そうでなければ False を返します。

isdigit()メソッドの基本構文

string.isdigit()

引数は不要で、文字列自身に対して呼び出します。

パラメータ

• なし

戻り値

• 文字列が数字のみで構成されていれば True
• 数字以外の文字が含まれていれば False

isdigit()メソッドの実例

具体的な例を通して、isdigit()メソッドの挙動を理解しましょう。

数字のみ、混合文字、空文字列のチェック

# 数字のみの文字列
s1 = "987654"
print(s1.isdigit()) # True

# 数字とアルファベットが混在する文字列
s2 = "987b54"
print(s2.isdigit()) # False

# 空文字列
s3 = ""
print(s3.isdigit()) # False

空文字列の場合も False が返されることに注意してください。

Unicode数字のチェック

isdigit()は、Unicodeで定義された数字も認識できます。

# Unicodeの'1'
s1 = "\u0031"
print(s1.isdigit()) # True

# デーヴァナーガリー文字の'1'
s2 = "\u0967"
print(s2.isdigit()) # True

Unicodeの数字も正しく認識されます。

isdigit()メソッドに関するFAQ

isdigit()メソッドは何をしますか？

文字列内のすべての文字が数字であるかどうかを判定します。

負の数を検出できますか？

いいえ。負符号（-）が含まれている場合、Falseを返します。

小数点で動作しますか？

いいえ。小数点（.）は数字として認識されないため、Falseを返します。

ラテン文字以外の数字を認識できますか？

はい。デーヴァナーガリー文字などのUnicode数字も認識できます。

isnumeric()メソッドとの違いは？

isnumeric()は、分数やローマ数字など、より広範な数字の表現を認識します。isdigit()よりも広い範囲をカバーします。

関連メソッド

• isdecimal()
• isnumeric()
• isalpha()
• isalnum()